
ソーシャルレンディングで大損したくないのだけれど、何に注意すればいいのかな?
ソーシャルレンディング投資をするときのリスク回避方法をお話ししますね。

こんにちは!
貯蓄加速ブロガーのたかちゃん@chotakachanです!(詳細プロフィールはこちら)
ソーシャルレンディングは満期まで解約できないので、万が一運用先で貸倒などの投資事故が起きたときは、運用資金の全部または一部が失われてしまいます。
投資の基本は損をしないことです。
ソーシャルレンディング運用であっても同じです。
今回はソーシャルレンディングで大損してしまう原因や損しないためのリスク回避の方法やファンド選びのポイントについてお話しします。
ソーシャルレンディングで大損する理由
ソーシャルレンディングで大損する場合って実は2つしかありません。
・融資先の借り手企業による貸倒(返済不可能)
・ソーシャルレンディング事業者の不祥事
株やFXの場合は相場変動によって大損することがあります(現に私はしています)が、ソーシャルレンディングの場合は相場変動が無いので、貸倒リスクと運営会社リスクの二つしかないといっても過言ではないでしょう。
ソーシャルレンディング事業者の方で審査をしているのだから、貸倒が発生するなんてめったにないのでは?と疑問に思うかもしれません。
審査が有効であっても、時代の変化によって状況が変わることもあるでしょう。
リーマンショック級の金融危機や災害、未知のウイルスのように日本経済そのものを揺るがす事態になってしまうと、先月までは健全だった企業が倒産してしまうなんてことも生じてしまいます。
ただ、経済状況の変化や借り手企業の努力の結果ダメだったのなら、悔しいですがまだ諦めもつきます。
ソーシャルレンディングは投資という事実は変わりませんからね。
問題なのは、ソーシャルレンディング事業者の審査がずさんだったことで、貸倒になってしまうことです。
要は、「融資してはいけない企業に融資した」のですからソーシャルレンディング事業者の責任は重いです。
過去にはトラストレンディング、ラッキーバンク、maneoなどといったソーシャルレンディング事業者が「融資してはいけない企業に融資した」ことで損失が出ています。
しかも、事業者側の不正行為によるものです。
事業者自体の透明性が確保されていないので、不正をしていても投資家からは見えないのが現実です。
これがソーシャルレンディングは危険とか詐欺というイメージにつながっています。
ソーシャルレンディングのリスク回避と選び方のポイント
ここからは、ソーシャルレンディングでのリスク回避やファンド選びのポイントをご紹介します。
運営事業者の実績
一番重要なのが運営事業者の実績です。
ソーシャルレンディング自体が歴史の浅い金融システムです。
そもそも、フィンテック自体が最近の話ですからね。
ソーシャルレンディングでリスク回避をするには、現存する運営事業者の中でも堅実な実績を残している事業者を選ぶことが重要です。
ただ、残念なことに業界大手と言われるSBIソーシャルレンディングですら貸倒を出してしまっているのが現実です。
特にソーシャルレンディングは急速に普及しているため、自社の中でノウハウが構築しきれていないことがあります。
我が家がメインで資産運用しているクラウドバンクでも、過去に手続きミスで行政処分を受けています。
ただ、SBIソーシャルレンディングも過去の貸倒発生から学び、リスクの高い個人融資先は対象から外し、現在はすべて法人相手にしています。
クラウドバンクも行政処分から学び案件管理をしています(クラウドバンクは元々融資事故ゼロです)。
ですので、ソーシャルレンディング事業者を選ぶ場合は、
実績があること
運営期間が長いこと
この二つを中心に判断すればいいと思います。
新進気鋭のソーシャルレンディング事業者だと、利回りも良く魅力的な案件を紹介してくるでしょうけれど、簡単に乗らないで数年我慢するくらいでもいいと思いますよ。
実績豊富なソーシャルレンディング会社を選ぶことが最も重要です。
担保の有無と運用期間
ソーシャルレンディング投資をするときの、僕のファンド選びマイルールを紹介します。
チェックするポイントは「担保」「運用期間」です。
ソーシャルレンディングでの担保
ソーシャルレンディングで投資する際には必ず担保の有無を見ています。
担保があるのとないのでは、万が一の場合に大きく違います。
例えば、不動産が担保になっていれば、返済ができない場合にはその不動産を差し押さえて返済に充てることができます。
投資額全部を失う可能性も少なくなるのです。
我が家で利用しているクラウドバンクでの担保確認方法です。
クラウドバンクでは会員限定情報に担保設定について記載があります。
下にスクロールすると、担保情報が載っていますよ。(諸々の事情で中身は見せられません。ごめんなさい。)
さらに下にスクロールすると、融資のスキームや何に抵当権や質権設定されているかが図になっていますのでもっとわかりやすいです。(図も載せることができません。ごめんなさい。)

是非、口座開設して中身を確認してみてください!クラウドバンクのレビュー記事もあります。
ソーシャルレンディングで投資するときは、担保が設定されているファンドをチェックして投資していきましょう。
ソーシャルレンディングの運用期間
運用期間が長すぎるのもリスクです。
ソーシャルレンディングで資金調達したときは金利が高いので、企業側はその分返済コストが高くついてしまいますからね。
もちろん、長期間になればなるほど、利息コストが高いことで返済が難しくなります。
元々、高金利の場合は短期プロジェクトで一気にビジネスを動かして、一気に返済することでリスクを減らすことができるのです。
長期間になればなるほど、金利リスクが増えてしまいます。
それに、長期間になればなるほど経済環境の変化によってその他リスクも増えてしまいます。
36か月のファンドを買う場合、3年間も10%以上の金利を企業が払い続けるのは現実的にどうか?
と考えてみると躊躇してしまうのです。
3年後の日本経済のことなんてわかりませんからね。神様じゃあるまいし。
なので、僕がソーシャルレンディングで買うファンドは全て1年以内のファンドを選んでいます。
1年を超えてくると、たとえ利回りが良くても見送ります。
分散投資
資産運用におけるリスク回避の王道は分散投資です。
ソーシャルレンディング事業者の提供するファンドひとつに全額投資するのではなくて、複数のファンドに少額ずつ投資していきます。
1つのファンドで万が一のことがあっても、他のファンドが無事ならそこで損失分をカバーできます。
ソーシャルレンディング事業者を複数登録することも有効です。
もっと言ってしまうと、ソーシャルレンディング以外の投資先(投資信託など)を購入することも有効です。
さいごに
ソーシャルレンディングで大損する場合は、貸付先企業が返済できなくなることとソーシャルレンディング事業者そのものが不正を行うことの2つであるとお話ししました。
大損しないためには、
・実績のある事業者を選ぶこと
・ファンドに担保設定されていること
・運用期間が短いこと
の3つを満たす運用をすることだと思います。
貯蓄を加速させる大前提は損失を出さないことです。
僕は過去に様々な投資に手を出して、累計200万円以上は損失を出しています。
その原因は利回りばかり重視して、ひとつの投資先に大きなお金を突っ込んでしまったからです。
損失を出さないように、万が一失敗しても少額なら他の利益で取り返せます。
ぜひ、あなたには僕のようにならず確実に貯蓄を増やしてほしいのです。
貯蓄初心者でも安心!我が家の貯蓄の味方
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我が家のメイン運用先で、1000万円以上運用して「放置」しているソーシャルレンディング事業者です。
【おすすめポイント】
その1 証券会社が取り扱う融資型クラウドファンディング シェアNo.1
その2 実績平均利回り 6.99%
※2019年3月末までの3年間運用終了したファンド実績値(2016年4月?2019年3月末時点)
その3 デフォルト率 0.0% ※1 / 回収率 100.0% ※2
※1クラウドバンクファンドからの融資先が貸し倒れた率
※2クラウドバンクファンドからの融資回収率