
地方に暮らせば生活費も安くなるし、穏やかにゆったりと暮らせるよね。
都心と比べれば家賃も安いし、自然も多いし引っ越しちゃおうかなぁ~。
地方に暮らす場合はよーく考えないと失敗しますよ。
こんにちは!
貯蓄加速ブロガーのたかちゃん@chotakachanです!(詳細プロフィールはこちら)
都心に住んでいた家庭がスローライフを目指して地方に移住するというニュースを見ました。
実際にそれでゆったりと暮らしている映像を見ると憧れてしまいますが、地方移住ってそんなに簡単ではありません。
我が家はもともと埼玉県の某市に住んでいましたが、そこと栃木での暮らしを比べてみると見えてくるものがありました。
今回は都心に住んでいて地方暮らしを考えている方に向けて、地方暮らしの現実と我が家の状況変化をお伝えします。

ちなみに地方暮らしといっても山奥で自給自足で暮らすことではないですよ!
地方暮らしが節約になる理由
地方に暮らせば生活費が安くなるイメージをお持ちだと思います。
地方が安いイメージの具体例が以下の4つだと思います。個別にみていきましょう。
・家賃が安くなる
・物価が低い
・自然のレジャーが多い
・公立学校優位の地域性
地方は(住居費)家賃が安くなる
都心と地方では家賃相場が大きく異なります。
地方の方が圧倒的に安いですよね。
似たような造りの駅徒歩10分にある2LDKのアパートが都心だと15万円で栃木だと7万円というのがありました。
ワンルームアパートでも都心は8万円で地方なら3万円とかもあります。
しかも地方は駐車場代がゼロだったり、あっても数千円程度の場合が多いです。
都心だと駐車場に数万円必要だという話を聞いて、家に住めるじゃんと思ったくらいです。
地方は物価が安い
地方はモノの値段が安いイメージを持っている方が多いと思います。
都心に比べると、贅沢品やサービスの価格は安いと思います。
スポーツジムとかだと、都心は月1万5000円でも地方だと月8000円くらいの違いが出てきますからね。
ただ、下でも詳しく書きますが食品や生活用品は別に安くありません。むしろ都心よりも割高傾向になります。
お金のかからないレジャーが多い
地方に行くと格安動物園や広い公園がありますので、子供の遊び場には困りません。
うちのアパートの裏にも公園があります。まだ0歳なので散歩の時しか行きませんが、あと1年もするとよく行くようになるでしょう。
都心だと人が多くて公園も混雑していますし、レジャー施設だと一人数千円必要になってしまいます。
公立学校優位の地域性
都心では中学受験や小学受験が話題になったりしますが、地方ではそもそも私立校自体ほとんどありません。
幼稚園はさすがに私立になりますが、普通の生活であれば小・中はほぼ間違いなく公立です。
高校になると受験の結果によって私立になりますが、よほどの理由がないと私立高校に率先して行く家庭は少ないです。
うちの地域ではまだまだ私立は「滑り止め」のイメージが強く残っています。
必然的に教育費は安く済みますよね。
地方暮らしが節約にならない理由
次は地方暮らしをしても節約にはならない理由をお話ししていきます。
・地方では収入が減る
・実は物価は安くない
・自動車維持費で逆に出費が増える
・ご近所付き合いで野菜はもらえない
地方で就職は収入が減る
地方で暮らすことで家賃は安くなりますが、地方で就職をすると収入がダウンする可能性が高くなります。
同じ仕事でも地域が変わるだけで値段も変わります。
当然地方の方が給料が安いです。
各地域の最低賃金を比較してもわかりますね。
最低賃金を見ると、東京は1,013円ですが、栃木は853円です。
地方に引っ越しして、家賃が安くなっても収入が減ってしまえば節約になりません。
実は物価は低くない
地方は都心に比べて物価が安いイメージがあると思います。
しかし、現実はそうでもありません。
スーパーで生活物資を見てみると、若干地方の方が割高です。
都心(特に住人が多い地区)は地域に何店舗もスーパーがあり、それぞれが競争をしています。
そして、特に重要なのが都心は人口が多いので安く販売しても、数が売れるので薄利多売で経営が成り立ちます。
しかし、地方では人口が少ないですから、安く販売しても数が売れません。薄利多売に限界がありますので、都心よりも割高になってしまいます。
商品や時期、もちろん店舗によっても異なりますが、同じ品物でも10円~30円くらい栃木のスーパーの方が高い感じ(主観的でごめんなさい)です。
自動車維持費で逆に出費が増える
地方だと1人1台自動車を持つことも普通です。
自動車って維持費かかりますよね。
たしかに地方だと駐車場代が安いですが、もともとなかった自動車を新たに手に入れるのですから、純粋な費用増になります。
都心で自動車無しで生活していた人が地方に引っ越しをして自動車を購入すると、自動車の維持費や自動車ローン返済分支出が増えてしまいます。
ご近所付き合いで野菜はもらえない
地方移住番組を見てみると、ご近所さんから野菜やお米を貰うシーンがよく出ますが、そんな簡単に野菜やお米なんてもらえません。
もともと親戚が農家だとか、子ども同士が仲が良いとか、何かしらの理由がある場合がほとんどです。
当たり前ですが、こちらも何かプレゼントしたり持ちつ持たれつの信頼関係が構築できないと野菜なんてもらえません。
信頼関係は都心も田舎も同じです。
引っ越すだけで野菜やお米がもらえるなんて、そんなに世の中甘くありません。
地方暮らしが節約になる条件
では、都心から地方に引っ越して節約成功となる3条件を考えてみました。
・地方暮らしでも収入が減らない
・引っ越し前から自動車を保有している
・住居費が大幅に安くなる
地方暮らしでも収入が減らない
かなり重要な視点になります。収入減となっても生活費が安くなれば問題ありませんが、
地方暮らしをしても案外生活費はかかります。
地方で就職するとなると、都心部で働いていた時よりも収入減になる可能性が高いです。
収入が減ってしまうと環境を変えたとしても貯まるものも貯まりません。
地方生活を実現するうえでも収入の維持は大切です。
引っ越し前から自動車を保有
地方生活には自動車は必須になります。
もし、あなたが自動車を持たずに地方に引っ越ししようとすると、純粋に自動車関連費用が増えてしまいます。
自動車の維持費はガソリン代以外にも、車検・オイル交換・タイヤ交換・自動車保険などと結構な金額になります。
これではせっかく地方に引っ越ししてもお金が貯まりません。
ですが、既に自動車を保有している人であれば、地方に来たら駐車場代分くらいは安くなります。
既に自動車を持っている人は負担感をあまり感じることなく地方での生活ができますよ。
住居費が大幅に安くなる
地方に引っ越すことで家賃が大幅に安くできるので貯まるようになります。
むしろ、住居費安くできなければ地方に引っ越してもあまり意味がないかも・・・
家賃は固定費の中でも簡単に節約できない項目ですが、一度改善すると大きな節約効果が得られます。
都心で家賃10万円で暮らしていたら、同じ間取りで7万円の部屋が見つかることでしょう。
ただ、注意して欲しいのは同じ家賃で部屋のグレードを上げることもできますが、支出金額は変わらないことになってしまいますので、同じグレードの部屋を探すことをおすすめします。
でないと、家賃が下がらないですからね。
我が家の場合:夫婦ともに条件が合ったから貯められる
我が家の場合は、栃木暮らしで十分な条件がそろっています。
・元々自動車は保有していた
・似た間取りでも家賃3万円減
・職場が東京だから給料は東京水準
・夫婦そろって栃木の人
・実家が農家だから野菜がもらえる
我が家の場合は、上記の3条件を全て満たしています。
それに加えて、夫婦ともに地元であることや実家が農家であることから親族間でいろいろ融通しながら暮らすことができます。
地方移住が一時期流行りました(今もかな?)が、安易にスローライフを狙って移住しても失敗する可能性が高いと思います。
一番は、地方で就職すると都心と比べて給料が下がると影響大です。
我が家は、栃木から東京へ出稼ぎしているから貯まるのです。
東京水準の給料をもらいつつ、栃木で暮らせばそりゃ貯まりますよ。
ただ、通勤が片道2時間くらいになるので、安易にお勧めするつもりはありません。
我が家の場合は運よく条件がそろっていたのです。
さいごに
地方に引っ越せば節約できるのかについてお話ししました。
結論は、「そんなに単純ではない」です。
そもそも、引っ越し自体そんなに単純ではないですからね。
もしあなたが地方に引っ越したい・引っ越しする可能性があるとお考えであれば、ぜひ参考にしてみてください。
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